外国為替のロールオーバー方式の違い
本来の外国為替証拠金取引は「スポット取引」といい、2営業日後を決済日とする取引です。 つまり注文をした2日後に反対売買による決済をする取引です。しかし、私達が取引するほとんどのFX 先物取引会社は「ロールオーバー方式」を取り入れており、注文後に反対売買の注文をしない限り、ポジションを持ち続けられるようになっています。このロールオーバーですが、実はFX会社によってロールオーバーの方法が異なります。これを知らずにいると、税金の面で損をすることもあるので、FX口座を開く前に必ず理解しておく必要があります。日本のFX会社に多いのが、「決済日を自動的に延長し」ポジションを持ち続けるという方法です。もう一つ、海外のFX会社に多いロールオーバーの方法は「一度ポジションを決済して建て直し」ポジションを持ち続ける方法です。これは、ロールオーバー時の為替レートでいったんポジションを売り、また買いなおすという方法です。イメージでいうと、115円のポジションは、ロールオーバー時の為替レートが116円の場合、116円でいったん決済され、新たに116円で買いなおすという感じです。(このようなロールオーバー方式を取る会社は売買手数料が無料の会社です)これによって変わってくるのが、「含み益か確定益」か、ということです。後者のロールオーバーの方法の場合、毎日ポジションが決済されるのでスワップポイントも為替差益も全て確定損益になり、アフィリエイトも課税対象となります。しかし、前者のロールオーバーの方法の場合、為替差益は決済されていないので含み益(含み損)となり、課税対象とならないのです。また、この場合でもスワップポイントについては「含み益」とみなすFX会社と、「確定益」とみなし課税対象となるFX会社とがあります。つまり、 1)スワップポイントも為替差益も課税対象 2)スワップポイントだけ課税対象 3)両方課税対象にならない(含み損益のまま翌年に持ち越しできる)この3パターンになります。(2)や(3)のようにポジションを決済しないかぎり含み益に対しては課税されないということは、自分で脱毛をコントロールできるというメリットがあります。(個人取引のみ)しかし、(1)のロールオーバー方式をとっているFX会社は売買手数料が無料であることが多く、このメリットも捨てがたいものがあります。結局のところ、どちらのロールオーバー方式であっても確定か、未確定かの違いであって、ポジションを持ってから決済をするまでの利益は同じです。ポジションを何年も寝かせておくトレーダーの人であれば、(2)か(3)、頻繁に売買を繰り返す人であれば手数料が無料の脱毛会社を選ぶというのもひとつの目安です。おまけに、ポジションをいったん決済して、建て直す場合のロールオーバー方式の場合、管理画面に示されるポジションの表示方法に注意が必要です。 それは、最初にポジションを持った「取得価格が分からなくなる」ことです。例えば、115円でポジションを持ったとしても、ロールオーバー時が116円だった場合、 ロールオーバー直前・・・ポジション表示 約定価格115円 +1万円の利益。ロールオーバー直後・・・ポジション表示 約定価格116円 ±0円の利益。このように持っているポジションの表示が変わります。(スワップポイントの分は換算してません)ですので、最初にポジションを持ったときの取得価格を知りたい場合は、自分でメモしておく必要があります。また、異なる取得価格であっても同じ通貨ペアであれば、合算して表示されます。 例えば、115円で1ポジション、117円で1ポジション、119円で1ポジションを1日のうちで持ったとします。すると、ポジション表示は、 約定価格117円 3ポジションと、平均化されて表示されます。 なぜなら、1日たってロールオーバーされてしまえば、115円、117円、119円のどのポジションも同じロールオーバー時の約定価格に変更されてしまうので、いちいち分ける必要なんてないのです。数字が分かりにくくなるので、今回はスワップポイントについては計算に入れていません。ロールオーバー時の利益の確定方法などは、それぞれのFX会社の説明書をよく読みましょう。このように、ロールオーバーの方法は各FX会社によって異なるので、複数のFX口座を持つ場合や、FX口座を乗り換える場合に気をつけましょう。